院長 大出博司(歯学博士、日本矯正歯科学会認定医)
青森市出身
1987年、北海道大学歯学部卒業後、池田雅彦先生(元北海道大学歯学部臨床教授)の紹介により矯正歯科診療所に12年間勤務しました。その間、副院長として数多くの臨床経験と研究を積み重ねて参りました。
1999年、診療所を譲り受けて院長を勤めながら、北海道大学大学院に入学(歯学博士取得)。飯田順一郎教授による御指導のもと、膨大なデーターを用いて、歯の咬み合わせと骨格形態との関係を研究しました。その結果、治療の難易度や予後を予測しうる骨格計測項目を抽出することができました。今後も子供の治療に活かして参ります。
2016年、中高年の患者様に関する治療をまとめた本、「バイオロジカルMTM」を上梓しました。矯正治療の対象は子供や若い成人が中心ですが、中高年者も含めて幅広い年代の患者様に対応できることが当院の特色です。
今後ともどうぞ宜しくお願いいたします。
2019年10月14日
業 績
1.論文・著書
A.学位論文関係
1)○大出 博司、飯田 順一郎、梶井 貴史
前後および上下の咬合関係と高い相関を認める骨格系角度計測値の抽出、北海道歯学雑誌、平成20年、第29巻1号
B.その他の筆頭論文
1)顎関節経頭蓋X線規格写真を用いた前歯反対咬合者の機能分析、日本矯正歯科学会雑誌、55巻5号397~403頁(1996年)
2)弱いチンキャップの長期使用が下顎頭位に及ぼす影響、日本矯正歯科学会雑誌、56巻4号203~210頁(1997年)
3)遅発性の下顎前突症を認めた男子症例の分析、日本矯正歯科学会雑誌、56巻5号313~323頁(1997年)
4)遅発性の下顎前突症を認めた女子症例の分析、日本矯正歯科学会雑誌、57巻5号397~403頁(1998年)
5) 補綴前矯正治療を行った成人男子症例1症例、北海道歯科医師会誌、第67号149~152頁(2012年)
6) バイオロジカルMTM 歯周病患者のMTMを成功させる要点、日本歯科評論、76巻125〜134頁(2016年)
c. 著書
1) バイオロジカルMTM ライトフォースによる歯周病患者への矯正治療、共著、ヒョーロン(2016年)
2.講演・発表
A.学位論文関係
1)○大出博司、飯田順一郎:上下歯列の咬合関係と高い相関を示す骨格系計測項目の検討、第61回日本矯正歯科学会大会、(2002年、名古屋)
2)○大出博司、飯田順一郎:前後および上下的咬合関係と高い相関を認める骨格系角度計測値の抽出、平成19年度北海道歯学会秋季学術大会、(北海道大学歯学部、2007年)
B.その他
1)前歯反対咬合者の下顎頭位について、第48回日本矯正歯科学会大会、(1989年、金沢市)、日本矯正歯科学会雑誌第48巻6号646頁.
2)前歯反対咬合者の下顎頭位について、 第2報-チンキャップ装置による下顎頭位の変化について-、第49回日本矯正歯科学会大会、(長野市、1990年)、日本矯正歯科学会雑誌第49巻6号558頁.
3)唇顎口蓋裂者における鼻中隔および上顎の構造的変位、第15回日本口蓋裂学会総会学術集会、(札幌市、1991年)、日本口蓋裂学会雑誌16巻4号219頁.
4)片側性唇顎口蓋裂者における鼻・口唇の正面形態-顔面写真および頭部X線規格写真を用いて-、第15回日本口蓋裂学会総会学術集会、(札幌市、1991年)、日本口蓋裂学会雑誌16巻4号219頁.
5)最大開口位における下顎頭位について、第5回日本顎関節学会、(山梨県甲府市、1992年)、日本顎関節症学会雑誌5巻1号172-173頁.
6)歯周疾患を伴う成人前歯部空隙症例について、第52回日本矯正歯科学会大会、(鹿児島市、1993年)、抄録集87頁.
7)歯の移動と歯髄の保全、デンタルダイヤモンド増刊号、『歯髄これでも残すこうして残す』Vol.20,No.273,1995,146~151頁.
8)晩期成長を示した骨格性Ⅲ級症例の下顎骨成長について、第55回日本矯正歯科学会大会、(福岡市、1996年)、抄録集81頁.
9)弱い力のチンキャップによる下顎骨成長抑制効果について-双生児4組の縦断セファロより-、日本矯正歯科学会大会、(東京1997年)、抄録集235頁.
10)弱い圧下力が歯周病罹患歯の支持歯槽骨に及ぼす影響、第41回日本歯周病学会春季学術大会、(鹿児島市、1998年)、抄録集87頁.
11)Cephalo Movie (Quick Time Movie)上での遅発性下顎前突症例の顎顔面成長の観察、第40回北海道矯正歯科学会大会(札幌市、1999年)、北海道矯正歯科学会雑誌27巻1号116頁.
12)Cephalo Movie上での遅発性下顎前突症例と骨格性Ⅱ級症例の顎顔面頭蓋成長の観察、第58回日本矯正歯科学会大会、(広島市、1999年)抄録集117頁.
13)最大開口位における下顎頭の関節結節に対する前後的位置に関する研究、第40回北海道矯正歯科学会大会、(札幌市、1999年)、北海道矯正歯科学会雑誌27巻第1号113頁.
14)外傷歯を伴う女子上顎前突症例、日本臨床矯正歯科医会総会、(東京、2006年)
15)外傷歯を伴う女子上顎前突症例、日本臨床矯正歯科医会第34回神奈川大会アンコール賞受賞講演、(神奈川、2006年)、日本臨床矯正歯科医会雑誌Vol.18(2)23頁.
16)歯槽骨骨延長術後に上顎前方牽引を行い顎裂狭小化と正中一致化が得られた片側性 唇顎口蓋裂症例 、第38回日本口蓋裂学会総会、(札幌市、2014年)
17)歯周病罹患歯の病的移動がもたらす咬合異常の分類、第76回日本矯正歯科学会大会、(札幌市、2017年)抄録集246頁.
18) 高度な慢性歯周炎の咬合異常に対する包括歯科治療、ラウンドテーブルディスカッションモデュレーター、第77回日本矯正歯科学会大会、(横浜市、2018年)
3. セミナー
1) 歯周、矯正セミナー、2016年より2回/年開催